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ゴースト血管を復活させる最強戦略【守り編】

ゴースト血管復活 守り編

こんにちは、
解体心所スタッフのTです。

今日のテーマは、
ゴースト血管を復活させる最強戦略【守り編】
です。

最近何かと話題の
「ゴースト血管」について、
簡単なメカニズムと対策を
お話しさせて頂きます。

今回の記事を理解して実践すると、
アンチエイジングや病気予防に
相当効果的です。

じっくり取り組んで頂ければ、
と思います。

それでは、始めます。

ゴースト血管って、いったい何者?

ご存知の方も多いと思いますが、
ゴースト血管について、
サラリと解説させて頂きます。

まず、ゴースト血管の定義ですが、
名付け親であります大阪大学の
高倉伸幸教授の 著作によれば、

血管がゴーストタウンとなるゴースト血管とは、
血管の中に本来流れていた血流が流れなくなり、
酸素や栄養を運び、老廃物を回収するという役目を
果たすことができない血管。

周辺の細胞や組織にダメージを与え、
場合によっては死滅させてしまう恐ろしい状況です

(高倉伸幸『ゴースト血管をつくらない33のメソッド』
 2019年 毎日新聞出版)

とあります。

一言でいえば、
栄養の運搬能力を失った血管
でしょうか。

少しだけ話がそれますが、
私たちの身体には、
使われない機能は、退化していく
という性質があります。

例えば、筋肉。
普段から、重い物を持ち上げたり、
運動したりしている人の筋肉は、
発達し、ムキムキです。

一方で、事務仕事ばかりしていて、
プライベートでも運動しない、
と言う人の筋肉は、ガリガリです。

この結果の違いは、間違いなく
普段、筋肉に負荷をかけているか否か
と考えていいでしょう。

例えば、記憶力。

以前、8年間、自宅に引きこもって、
「ほとんど誰とも喋る機会がありません」
という方のお話を聞いたことがあります。

引きこもり

その時の彼の悩みが、
たまに人と話すと、言葉が出なくて困る
でした。

こちらも、日常的に言葉の出し入れを
していない為、起こった現象と考えられます。

話を戻します。

ゴースト血管も
これらと同じ現象によって、
作られたと考えられるのです。

血管、特に毛細血管には、
小さな穴が開いており、
その穴から血液が適度に漏れ出すことにより、
細胞に栄養が届けられます。

しかし、
加齢や高血糖などにより、
穴が広がり血液の漏れが大きくなると、
末端まで血液が届かなくなってしまいます。

栄養が届けれらなくなった血管は
先ほど述べた「使われない機能は、退化していく」
の原則により、衰えゴースト化して行きます。

これが、ゴースト血管の正体です。

ゴースト血管復活の戦略

ここからは、具体的な戦略の話です。

と言っても、
対策は多岐にわたります。

なので、今回は【守り編】と題し、
絶対に行っておくべき対策
に絞って解説します。

それでは、
順を追って説明していきますね。

湯船に浸かってゴースト血管改善!

一つ目の戦略は、
湯船につかる
です。

湯船

「お風呂に入る」と書かなかったのは、
「お風呂 = シャワー」と考えている人が
多いからです。

「シャワーだけ」だと効果が薄いです。

「湯船につかる」と、
全身をモレなく温めることができ、
リラックス効果もあります。

身体が温まる、リラックスするは、
双方とも血管拡張に効果的です。

血管が拡張されれば、血流が
改善されるので、今まで届かなかった
場所に、血液が届くようになります。

そんな、「湯船につかる」ですが、
効果的なやり方があります。

それは、
38度~40度ほどの『ぬるめのお湯』に
10分程度、ゆっくり浸かる
です。

温度が高すぎると、
リラックス効果が薄れるので、
マイナスです。

また、時間が長すぎると、
発汗による脱水症状などに繋がるので、
ほどほどがベストなのです。

バブなどの炭酸系入浴剤を使うと
血管拡張作用があるNO(一酸化窒素)が
分泌されやすくなるという研究もあり、
より効果的です。

良い睡眠でゴースト血管を作らない!

二つ目の戦略は、
十分な睡眠
です。

睡眠

「当たり前なんじゃね?」
と思われるかもしれません。

その通りです。当たり前です。
この当たり前の事こそ、重要です。

最初に、押さえておいて欲しいのは、
睡眠不足は、血管を傷つける
ということです。

3~4時間程度の睡眠を続けていると、
血圧や血糖値が上がり、『がん』に
なる確率も上がります。

絶対に避けなければいけません。

眠らないことは、想像以上のリスクなのです。
必ず7時間前後は、睡眠をとるようにしましょう。

で、その睡眠を確保する上で、
効果的な戦略が3つあります。

第1は、
早起きをする
です。

今まで、睡眠時間が少なかった人が、
いきなり早く寝て時間を確保しようとしても、
なかなか上手くいきません。

それは、「眠る」というのは、
自分でコントロールできないからです。

「よし、今から眠ろう」と思って、
ベッドに横たわっても、すぐには
眠れませんよね。

誰もが、自然と意識が遠のいていく感じ
だと思います。

だから、
コントロールできないことに期待せず、
コントロールできることで調整するのです。

早く起きる分には、目覚ましであるとか、
誰かに起こしてもらうとかすれば、
容易に調整できますよね。

どうしても起きれない方は、
カーテンの隙間を10cm程度開けておく
ことをおススメします。

太陽の光で自然と目が覚めます。

そして、早く起きると、
その分、眠気を感じる時間帯が早まるので、
自然と、夜も早く眠れるのです。

第2は、
スマホを機内モードにする
です。

スマホから出ている電磁波は、
睡眠ホルモンである
メラトニンの分泌を阻害します。

つまり、眠り難くなるということです。

機内モードに変えるだけで、
電磁波は、出なくなるので
ぐっすり眠ることが出来ます。

第3は、腹式呼吸です。

布団に入ってから、お腹を
膨らませながら大きく息を吸う。

そして、お腹をへこませながら、
ゆっくり息を吐く。

これを繰り返していると、
心拍数が下がり、血圧も安定してきます。
すると、身体全体がリラックスしてきて
次第に安眠に繋がります。

ストレスを避ければ、ゴースト血管になりにくい!

三つ目、最後の戦略は、
ストレス環境を避ける
です。

ストレス

ストレスは、身体に緊張状態をもたらし
血管を収縮させてしまいます。

当然、
血管のゴースト化も早まります。

だから、出来るだけ
避けなければなりません。

と言っても、

「そんなこと知ってるよ!」
「でも、避けれないから
 大変なんじゃないか!」

という方が多いと思います。

そこで、今回は、
簡単に出来るストレス対策を
シェアさせて頂きます。

第1は、
ネットの掲示板を見ない
です。

ネット掲示板

冒頭で、
「使われない機能は、退化していく」
という話をしたのですが、
これは、逆も成り立ちます。

つまり、
「よく使う回路は、強化される」
です。

なので、もしあなたが、
「愚痴や悪口を言う環境」にいると
その部分の脳の回路が強化され、

自分も、愚痴や悪口を
言いやすくなります。

これは、
イライラしやすくなる
ということに繋がります。

だから、

「ネット掲示板を見ない」であるとか、
「悪口や愚痴ばっかりの飲み会を避ける」とか
するだけでも、あなたのストレスレベルは、
かなり下がります。

もっとも、後者の場合は、
付き合いもあると思いますので、
ほどほどにするのが良いと、思います。

次にできるのは、
満員電車を避ける
です。

満員電車

通勤のストレスは、
私たちが考えている以上に深刻です。

見ず知らずの人と、
強制的に密着するような環境が
出来るのはもちろんですが、

それらの人が
お互いイライラしている場合が多い
こともマイナス要素です。

ストレスが
溜まらないわけがありません。

これらを避けるには、
職住近接といって、
職場と家を近くにするのがベストです。

が、なかなか難しいと思います。

なので、出来ることは、
「込みやすい時間帯を避ける」
「人が多い車両を避ける」
と言ったところでしょうか。

単純ですが、かなり効果的です。

私自身、過去には
改札が近いという理由で
人が多い車両に乗っていました。

が、
圧迫感が凄く、押し倒されたりして、
相当なストレスでした。

なので、
少し改札からは遠いですが、
人が少なめの車両に変えました。

すると、
ストレスが一気になくなり、
驚きました。

その時は、
もっと早く知っていれば..
という気持ちが強かったです。

最後は、
「強化行動をしない」
です。

私たちは、イライラすると
怒鳴ったり、物に当たったり
しがちです。

怒り

が、これらの行動は、
怒りをより強める作用があります。

ストレス回路が出来易くなるので、
避けるべきです。

その時は、
何かに当たりたい衝動を
グッとこらえる。

どうしても、我慢できないときは、
軽い運動をする、
これで乗り越えましょう。

その方が、
血管にはプラスになります。

【守り編】は終わりですが..

はい、

ということで、
以上がゴースト血管対策の
【守り編】になります。

「全部を一気に..」
というのは不要ですので、
出来る所から、取り入れて頂ければ
良いと思います。

近々、
【攻め編】も公開しますので、
期待してお待ち頂ければ幸いです。

今回は、以上です。
ありがとうございました。

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